精子の問題

最近、不妊の原因の中で男性不妊の割合が増えています。
しかし、不妊に関して男性はまだまだ認識が薄く、積極的に
病院で検査をする方が少ないのが現状です。
いくら子宮や卵巣の状態が良くても、精子の状態が悪ければ
妊娠は望めません。パートナー同士が一緒になって不妊治療
を進めていくことが望まれます。

精子の問題は大きく分けて3つあります。
一つは、精子の質の問題、一つは精子の工場の問題、
そしてもう一つは精子の通り道の問題です。

精子の質の問題は、精子の数、精子の運動率、精子の
形があります。

WHOの正常精子の基準は、

●精液量    1.5ml
●精液濃度   1500万個以上/1ml
●総精子数   3,900万個/1ml
●運動率    前進する精子が40%以上または、高速で直進する精子が32%以上
●正常形態率  4%以上
●生存率    58%以上

また精液の分類は

●乏精子症  精液1ml中に精子が1,500万以下の状態
●精子無力症 精子運動率が40%以下、または高速で直進する
       精子が32%の状態
●奇形精子症 奇形の精子が多く、正常形態精子率が4%未満の状態
●無精子症  精液中に精子が1個もいない状態
●無精液症  精液が認められない状態

になります。

精液検査は、その日によって大きく変動します。
ストレスが残っていたり、寝不足の時にも精液検査の
状態は悪くなる傾向にあります。検査で悪い結果が
出ても、不妊の原因は精液だと決めつけてしまうのでは
なく何回か検査を重ねて見るほうがいいと思います。

また精液の状態が悪くなる原因として、喫煙や飲酒などが
挙げられます。検査の結果がわるかった場合、これらを見直す
など改善して検査を繰り返し受けてみましょう。

それでも検査結果が良くならない場合は、専門の病院の
受診をお薦めします。

●精子の工場がうまく働かない(造精機能障害)
原因として、おたふくかぜのウィルス、精索静脈瘤、脳下垂体異常
などが挙げられます。
造精機能障害は、薬などの治療ではなかなか改善が難しいので
今ある精子で人工授精や、体外受精の方法で妊娠が望めます。
精液中に精子が確認できなくても、精巣内に精子があれば、そこから
精子を取り出して受精させる事が可能です。

●精子の通り道が詰まっていたり、狭くなっている状態が
あります。精巣の炎症や、生まれつきのものがあります。
治療として手術等が選択されますが、精液中に少しでも
精子が存在すれば、顕微授精が行われます。

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