首・肩痛の治療例

症例2 寝違え後の半年間続く肩の痛み

【患 者】
豊岡市出石町 50歳 公務員

【初回来院日】
令和元年 8月8日

【症 状】
 半年ほど前に右首の寝違えをした。その時から右肩に違和感や痛みが生じ、現在も続いている。特に肩甲骨辺りや、鎖骨付近に違和感や痛みがある。字を書くときや、右を横にして寝ると痛みが強まる。整形外科を受診し、骨には異常なし。痛み止めをもらい服用。関節が少しずれているのかもしれないというしれないとのこと。

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【治療内容と経過】
 初回来院時は、背中、肩、腕まわり筋肉が凝り固まっている状態。腕を前に上げると鎖骨付近に痛みが出る。肩まわりの筋肉の癒着がかなりある。1〜2回目は、筋肉同士の癒着を剥がす施術をおこない、肩甲骨の動きが良くなった。3回目は肩関節の詰まりを広げて動きやすくする施術と鎖骨の動きも悪かったので、鎖骨も動くように調整。4回目の時は特に問題なく違和感や痛みは無くなった。5回目で最後、肩甲骨の調整を行い終了とした。

【同時に治療した症状】
なし

【治療内容】
背中の筋緊張緩和
鎖骨の動きをつける
肩、腕筋膜リリース
肩関節の開放

【考 察】
 痛み・違和感が半年も続いていたので、時間がかかるかなと考えていましたが、1、2回の施術後の体の状態がかなり良くなっていたので、回数を少なく施術を終えることができました。今回のケースは姿勢が崩れ、背骨が固まり、肩・鎖骨の関節が詰まり違和感や痛みが出ていたと考えられます。要は動きの悪い関節を動くようにしました。姿勢が崩れると背骨が固まり、肩甲骨の動きが悪くなる。この体の状態が、今回は肩痛であったが、色んなところに不調を引き起こす基盤となるので、背骨の柔らかさを保つことは、健康を維持できるとっても大事なことです!!

「10年続く首肩の痛み」

【患 者】
38歳 女性 教員 香美町

【来 院】
平成28年11月

【状 態】
10年程前から肩や首の不調に悩まされている。転倒して肩を打ってから違和感が出始めた。寒い時期や梅雨の時期は特にしんどい。7〜8年前は夜に痛くて痛くて眠れない時期があり、整形外科に通院していた。頭痛も併発するが、鎮痛薬は飲んでいない。肩は横に上げるのがつらく、とても重い感じがする。また腰痛もありじっと座ってたらだんだん痛くなってくる。腰痛は約20年抱えている。最近腰だけでなく左太ももにも違和感がではじめて、範囲が広がってきている。

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【随伴症状】
肩こり
腰痛
左臀部痛

【治療内容と経過】
検査では骨盤の不安定さが顕著でグラグラな感じ。全身の筋肉の状態も背中、両腕、お尻、太もも、ふくらはぎとかなり疲労がたまり固くなっていた。特に太ももの内側を触ると激痛だった。全体の筋緊張をゆるめることからスタート。4回目から激痛が走った内もも内側の痛みもうそみたいに消えていった。全ての緊張が抜けていくと同時に肩と頭痛が楽になってきた。8回目の状態で首の状態もかなり楽になった。腰痛もかなり軽減した。現在は月1回のメンテナンスに移行している。

【治療内容】
・全身の筋緊張緩和治療
・股関節治療
・猫背矯正

【考 察】
初回の体の状態は全身の筋緊張がかなりひどかった。また骨盤が安定しておらず、姿勢がグラグラで常に重い頭部を支えるために首や肩の筋肉がストレスを強いられていた。また骨盤が不安定なので腰部にもかなり負担がかかり、腰痛を引き起こしていた。全身の筋緊張をとるだけでも、かなり変化が出るがそれだけでは元に戻りやすい。この場合は骨盤の不安定要素が首肩の不調にかなり影響していたと思われるので、骨盤まわりの筋肉に刺激を入れて使えるようにしながら治療をすすめていった。骨盤周りが安定すると症状が再び出にくくなるので、重要視している。また姿勢にもすごく影響を及ぼすということが改めて理解できた。

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Tag: 肩こり

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