肩こりの原因は肩には無い!

肩こりを起こす原因は、肩にはないことがほとんどです。

原因が肩に無いのに、肩をいくらマッサージ、鍼をしても
解決しません。せいぜい一時的に楽になる程度です。

水道のホースから水が漏れていて、そこをテープで貼って
補修するようなもんです。元栓を閉めないとダメですよね。

肩こりだから肩を揉む、肩を治療する。

これはリラクゼーションだったらいいですが、
肩こりを根本的に改善したい方は、しっかり肩こりを
起こしている原因を突き止めないといけません。

原因がわかってこそ、はじめて治療ができその治療が
生きるのです。

このページでは肩こりを起こす原因となる
3つの筋肉を挙げていきます。

①小胸筋(小胸筋)

胸の筋肉の下にある小さな筋肉ですが、肩こりと非常に関係が深い
筋肉です。特にデスクワークでパソコンを使われる方はこの筋肉が
かなり硬い状態になってます。この筋肉が硬くなると、肩が前に
入ってしまい、猫背の原因になります。猫背は肩こりの原因として
かなり大きな割合を占めるので、この筋肉をゆるめることで猫背の
解消、また肩こりの解消として効果を発揮するとても重要な筋肉です。

②広背筋(広背筋)

腰から、腕につく大きな筋肉です。この筋肉も猫背気味の方は、
常に引っ張られている状態にさらされているので、ストレスを
受けやすく、硬くなりやすい、また働きにくくなりやすい筋肉
です。腰から付いているので、腰痛にも関係する筋肉です。
この筋肉をゆるめて働きやすい状態にすることで、かなりの
肩こりは楽になるはずです。それほど肩こりには関係が深い
筋肉です。

③上腕三頭筋(上腕三頭筋)

二の腕の筋肉です。ほとんどの方は、この筋肉が硬くなっている
という自覚は持っておられない方がほとんどですが、触られて
はじめて筋肉の硬さを自覚されます。この筋肉もデスクワーク
などにより、常に肘を曲げて作業する状態で筋肉は常に伸ばされた
状態になりストレスを受けやすくなります。
腕をよく使われる方は、ほとんどこの筋肉が硬くなって肩こりを
作っています。

肩こりは、肩の筋肉をほぐすのではなく、
上にあげた3つの筋肉のどれかがすごく影響しています。
1つの筋肉かもしれませんし、3つの筋肉が関係しているかも
しれません。でもこれらの筋肉の状態を正常にもどしてあげる
ことで、肩こりの改善はもちろん猫背の状態も改善されるので
肩こりを根本的に治す事が可能になります。