片頭痛とは?

片頭痛の特徴
15歳以上の日本人3900万人が慢性的な頭痛を抱えている
と言われています。
その内訳は、
緊張性型頭痛・2200万人
片頭痛・840万人
その他が900万人といわれています。

それでは、片頭痛の特徴をさらに詳しく
説明しましょう。

片頭痛は発生頻度が高い頭痛です。
症状として、ズキンズキンと脈打つような痛み、
もの奥の痛みや頭を締め付けられるような感覚が
数時間から数日続くこともあります。
前兆として、対象物が光って見えたり、頭の中で光る
ギザギザ模様が見えるケースがあります。
頭痛が起こる前に、何となく気分が落ち込んだり
食欲が無くなったり、頭が痛くなりそうに感じたり
する場合があるようです。
神経に起因する痛みだと考えられています。

三叉神経によって引き起こされ、顔面の感覚や
鼻の粘膜、噛む筋肉などを支配しいる神経で、
過度に興奮すると神経が炎症を起こし、頭痛が
引き起こされると言われています。

頭痛で苦しむ

しかし、片頭痛と診断された人の多くは
首や肩周辺の筋肉がガチガチに固まってしまって
いるのも事実です。

例えば、右の頭の横に片頭痛が起こる人は、
右の首や肩周辺の筋肉が、左に比べて明らかに
緊張し、ガチガチになっている事が多いです。

その凝り固まっているところを、刺激すると
さらに右の頭の横の片頭痛が増強されるという
事が起こります。この肩や首周辺の筋緊張を
緩めて上げると、片頭痛がスパッと取れてしまう
ケースも珍しくありません。

神経が原因で、片頭痛が起こっているのなら、
このような事は起きないはずです。

首や肩の筋緊張が少なからず、関わっているのでは
ないかと考えています。

◆治療方法
筋肉は、全身つながりあっているので、それぞれに
影響しあいます。首や肩の筋肉がターゲットなのですが
ココをいくら緩めても、他の部位が緩んでなかったら
効果が上がりません。

まずは足から、見て行って順番に上に上がっていき、
最後に首肩周辺の筋肉の緊張を緩めていきます。

片頭痛の場合、首の後ろはもちろん
首の前の筋肉、またほっぺたの所にある
噛む筋肉、さらに耳の上にある噛む筋肉も
かなり緊張しているケースがあるので、
しっかりと状態を把握し、緩めていきます。

噛み癖がある方は、噛む筋肉のアンバランスさが
著しく、片一方の歯ばかりで噛んでいる傾向が
わかります。

顎関節の動きも噛む動作と関係するので、
顎がボキボキ、ゴキゴキと音が鳴る方は、
しっかりと顎の関節の調整もしていきます。

◆アフターフォロー
枕はどのような物を使っていますか?
基本的に、カーブのある低反発枕は
おすすめしません。寝返りを打った時に
頭の高さが違ってくる為に、首にストレスがかかるからです。

大きめのタオルを握りこぶし分くらいの高さになるまで
折って、自分に合う高さを微調整してみてください。

ほんの少しの高さの違いだけでも、筋肉にかかる負担が
違ってきますので、自分にあった高さを見つけましょう。

また噛み癖のある方は、顎関節のセルフケアをお伝えします。
やればやるほど噛み癖が改善していきます。