腰痛になる人の3つの特徴とは?

腰痛は、ほとんどの方が経験する症状です。
長年の施術経験を通じて、腰痛になりやすい方の
特徴が3つあることがわかって来ました。

特徴① 股関節が硬い(腰の関節を大きく動かしている)
特徴② 座る姿勢が多い
特徴③ 体の偏った使い方をしている 

以上の3点です。
では一つずつ説明していきますね。

■股関節が硬い(腰の関節を大きく動かしている)

関節の構造から説明します。

股関節の形は、臼の中に球が入っている形です。
球が臼の中を自由に動き回れる構造です。

画像の説明

腰関節の形は、積木の形です。
積木が5つ重なってできています。
積木の間には、椎間板といったクッションがあります。

画像の説明

この2つの構造の違いから分かるように、
明らかに股関節の構造の方が、動く範囲が
大きくなるようにできています。

しかし、ゴルフや野球のスイング指導などを聞いていると
「腰をもっと回転させて!」と
腰がいかにも大きく動くような誤った認識を持つ方が
ほとんどです。

腰の関節はそんなに大きく動きません!

それなのに、普段の生活の中の動きで、腰を動かしすぎる
体の使い方をしてしまっているのが腰痛の一つの要因です。

腰を使わずに、股関節を使いましょう!
股関節を普段意識していない方が多いので、股関節は
固くなってしまいます。

股関節を柔らかくする方法に四股(しこ)があります。
少しずつでいいので、繰り返してみましょう。
だんだん踏み込める角度が大きくなり、股関節に
柔軟性がよみがえってきます!

■座る姿勢が多い

座る姿勢と立っている姿勢ではどちらが腰に
かかる負担は大きいでしょうか?

実は座っている姿勢の方が、立っているよりも
約1.3倍も腰に負荷がかかっています。

上半身を受け止める部分が、座位だと限局的に
なってしまうので負荷がかかります。

あと、座位になると必然的に猫背になってしまう
方が殆どです。猫背になると背骨のS字カーブが
崩れて体重の分散ができにくくなってしまうのも
腰に負担がかかる理由です。

特に、長時間自動車にのっておられる方。
特に乗用車は、座席には傾斜がついているので
特に猫背になりやすいので、腰に負担がかかりやすくなります。

画像の説明

出来るだけ座面をフラットな状態にした方が、腰にかかる
負担は少なくて済みます。よく座席に腰当をされている方が
おられますが、座面が傾斜している状態で使用されていれば
あまり意味がなくなってしまいます。

要するに、座面をフラットにすることで、骨盤がしっかり立ち
骨盤に乗っかっている背骨も安定するので背中のカーブができ
腰にかかる負担を軽減することができます。

座っている時間の長い方は、自分の座り姿勢が猫背に
なっていないかチェックすることと、こまめに立ち上がって
背伸びをするなり、腰を回すなど心掛けてください。

■体の偏った使い方

腰の動き、股関節の動き、その他体の動きは
左右対称に同じくらい動かすことができます。

それが、仕事上同じ動作の繰り返しなどをしていると
体に偏りがあらわれてきて、それが固定化されてしまします。

例えば、工場での作業の場合、右から左に
荷物を動かす作業を繰り返していたとします。

それが習慣化されてしまうと、左にねじりやすく
右にはねじりにくい体の偏りが生じてしまいます。

また、スポーツで言えば、ゴルフ、野球のスイングでも
左ねじり、右ねじりといった片一方の動きばかりに偏りが
生じてしまいます。

偏りができた体の、筋肉や骨格バランスは不均衡状態
になり、痛みが出やすくなります。

普段、体の使い方に偏りがある方は、反対の動きも
してみるとか、縮んだ筋肉をギューとストレッチして
上げるとか、どこかで手を加えてあげないといけません。

以上の3点が腰痛になりやすい人の特徴です。
どれかに当てはまる方は、一つでも改善することで
長いお付き合いをしている腰痛が改善されるはずです。

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