ぎっくり腰

■ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰は本当に痛くて痛くて本当につらく
二度と経験したくない症状ですよね。

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当院に来られるぎっくり腰の患者さんは、口を揃えて、
「もうこのまま動けなくなるんじゃないか」
という恐怖感に襲われたとおっしゃいます。

脂汗が出るほどの強烈な痛みの原因となるものは何でしょうか?

よくぎっくり腰になる時は、
・朝顔を洗っている時
・くしゃみをした時
・重いものを持ち上げた時
・体を捻った時
といった動作の時によく起こります。

これらの動作は、ぎっくり腰の原因ではなく
ただぎっくり腰を引き起こす要因です。

ぎっくり腰を起こす人は、ぎっくり腰になりやすい
体の状態があって、その状態で腰に負担のかかる
動作をすることで、ぎっくり腰を引き起こして
いると考えられます。

急な痛みが出ますが、痛みが出てくるまでには、
歴史があるはずなんです。

これはコップの水理論で説明するとわかりやすいです。

コップは、腰の状態です。水は腰にかかる負担や
体の疲労感です。

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腰の状態がすごいいい時には、コップの中の水の量は少なめで
まだまだ水が入る余裕があります。

毎日毎日腰に負担のかかる動作や仕事を繰り返したり
寝不足で疲労が抜けきらない状態が続いていくと
コップの中の水の量もどんどん増えていきます。

水がこぼれる寸前までの状態では、なんか腰が
いつもと違ったり、いつもと違う違和感を感じることが
多いです。

その状態で、顔を洗うときに腰をかがめたり
重いものを持ったり、捻ったりすることで、水がさらに
注がれて、コップから水がドバっとあふれ出します。

この瞬間が「ぎっくり腰」です。

だんだんと腰の負担や疲労感が溜まってきて
ついにはその許容量をオーバーしてしまって
最後にどっかーんと大爆発を起こすんです!

ぎっくり腰は長い歴史の積み重ねなんですね。

逆に言えば、どこかのタイミングでコップの
水の量を減らすことができれば、ぎっくり腰を
予防できるわ訳です。

●痛くて痛くて、全然動けないとき
安静が一番!痛みが落ち着くのを待ちましょう。
絶対に痛いとこを触らないで下さい。
早く治したいなら、じっとしているのが近道です。

●痛いけど少し動ける
電話下さい。ご来院頂くか、無理な場合は自宅に伺います。
注意が必要なのは、痛み止めを服用して痛みが一時的に
収まっている状態で無理をしてしまい、かえって回復を
遅らせてしまう原因となります。薬は一時的に症状を
抑えるだけ。治っているわけではありません。

■治療法■
痛いところは、そっとしておきます。
仙腸関節と呼ばれる骨盤の関節が固まってしまって
いることが殆どなので、ソフトな力で関節を緩め
また患者さん自身で動いてもらうことで関節を
調整します。
急性症状の場合は、体に負担がかかるので短時間で治療をします。
長くて10分くらいです。

■治療効果■
ほとんどの患者さんが、その場で治療効果を
体感していただけます。

・動くのが楽になった
・痛みが半減した
・体が軽くなった

腰の状態にもよりますがほとんどの場合、
3日くらいで普通に動けるような状態まで回復します。

■アフターフォロー■
ぎっくり腰は繰り返しおこります。
何もしなければ・・・。
ぎっくり腰のメカニズムを理解されたあなたなら
もう予防方法はわかったはずです。

答えは簡単。

コップの水があふれないようにするだけです。

その方法は、
・定期的に治療院で腰のケアをする
・自分で腰の体操をしたり、ストレッチをする
・いつもと違う感覚が腰に出たら、ほったらかしに
 しないですぐかかりつけの治療院に駆け込む
これで、あなたの体からぎっくり腰は無くなります。

当院は、自宅で出来る腰痛の予防体操をしっかりお伝えします。

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