体の声を聴く

こんにちは。

豊岡市出石町のふじかわ鍼灸整体院、
院長の藤川です。

昨日は大阪堺まで研修に行ってきました。

研修元の先生は、僕の鍼灸専門学校時代の
先輩で谷田学さんという方です。

谷田先生は、東洋医学の観点で脈を見ながら
「体の声を聴く」治療をされています。

脈は、自分の意識が及ばないものなので、
自分でコントロールするのは不可能です。
脈を診る事によって体のメッセージを聴くことが
できるんです。

画像の説明

例えば、脈を診ながら嫌いな人の事を思い浮かべて
もらうと脈が乱れたり、楽しい事を考えると脈が
穏やかになったりと、体調や心理などで脈に変化が
現れるんです。

それを感じながら、体の状態をキャッチして
体が欲しがるものを提供する。

これ、実は僕が目指している治療スタイルなんです。
まだまだ完成形ではありませんが、出来る限り
体に寄り添った治療をしていきたいと考えています。

体の声を聴くことができれば、ただ単純にそれに
合わせて治療するだけ。

それで体がいい状態になるんだから。

体の声を聴くことができなければ、良かれと思って
やっていることが実は体が嫌がっているものかも
しらない。この状況は結構多いと思います。

ワークで色々脈の変化を感じる練習をしました。
例えば人工塩と天然塩を手に持った時の脈の変化とか、
アロマでダイソーの100円のラベンダーと、29,000円
もするラベンダーはどう変化が出るかとか、一流の交響楽団が
奏でる音楽と市民楽団が奏でる音楽を聞いた時の脈はどう違うか?
とか。

面白かったですよ。

明らかに脈に変化が出ました。
人工的なものは、やっぱり脈は拒絶するかのように荒れます。
天然物は穏やかで優しい脈になります。
音楽も市民楽団の時は、明らかに僕の場合は、突き上げるような
脈というかめちゃくちゃ強くなりすぎた感じで違和感がありました。

でもこの結果は絶対的ではないので、中には人工的なものの
ほうが合うという方もおられます。

頭のなかでは、良かれと思っているものでも、体は拒否反応を
示していることもあるんですね。

現代人は頭でっかちになっているので、感じるという能力が
だんだん低下しているようです。なんでも頭で考えてしまい
がちなので。直感力ももっと大事にするべきかもしれません。

昔の人は、「感じる力」を大事にしていました。

古い神社なんかは、気のパワーの強いところに立てられています。
感受性豊かな人は、すごいパワーを感じるそうです。
実際神社の境内の森の木ってまわりの気と比べてすごく太くないですか?

うちの近所の出石神社でも、境内にすごい大木があります。
あれも気が強い場所の証明になりますね。

感じる力強めていきます!!

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