肩の痛みと腰痛の関係

腰痛の原因は、腰ではないところにあることもあります。

その場合は、腰をいくら治療したって根本解決にはなりません。
腰痛の原因も様々で、根本的な原因を見つけるには治療経験と
知識が必要になります。

ここで紹介する腰痛のパターンは、肩が動きにくくて
腰痛を起こしてしまっているパターンです。

肩と腰は関係がないようですが、実は体は一個一個が
部分的に独立して動いていることは無く、すべて動きと
いうのは連動しています。

例えば、野球でボールを投げる動作を考えてみます。

体を完全に固定して腕だけでボールを投げた場合と、
普通に投げた場合とではボールが飛ぶ飛距離に明らかな
違いが出ます。

体を固定した場合は、腕だけしか動かない訳ですから
腕の筋力に応じたボールの飛距離になります。

一方、普通に右手でボールを投げる場合は、まず腕を引く時に
体幹も右にねじれます。首は左にむきます。
そしてボールを手から離す時、左股関節は曲がって、体幹も
左に捩じれます。これが自然の動きで連動です。

歩行時も、右、左と足が出ますがそれと同時に反対の
腕も前にでます。その時に体幹も少し捻った状態になります。

足だけで歩くと、違和感があり不自然ですよね。

一つの動きに対して、様々な関節や筋肉が働いています。

さて本題ですが、肩の動きの悪さと腰痛についてです。
なぜ、肩の動きが悪かったら腰痛が起きるのか?

特に肩の動きは、うえに上げるのが制限があればあるほど
腰にかかる負担が増加します。

どういうことかと言えば、肩を上げる時は、
腰も反り気味に動きます。先ほど説明した動きの
連動ですね。

肩がうえに上がりにくい場合はどういった事が起きるか?

腰を余計に反って肩の可動制限をカバーします。

この余計な腰の反りの動きが、負担となって腰に
痛みが出てくるという訳です。

よく腕を上にあげてお仕事をされる方。
例えば植木の職人さん、内装屋さん、電気工事屋さん、
など腕はしっかり上まで上がるでしょうか?

もし、上がりが悪く腰痛をお持ちならば、
この肩の動きの制限が腰痛を引き起こしている可能性が
あります。

この腰痛パターンの根本解決は、
肩の可動制限の解除が必須になりますね。

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